科学的根拠に基づいた健康増進事業JTRC 科学的根拠に基づいた健康増進事業

「熟年体育大学」事業は、長寿健康社会の達成を目指して、中高年の健康スポーツ教室として平成9年度に始まり、今年度で17年目に入ります。平成16年2月に設立された「NPO法人熟年体育大学リサーチセンター（JTRC）」の理念である「科学的根拠に基づく健康増進」に賛同して、信州大学、松本大学、松本市をはじめ多くの自治体、地元企業のスタッフの皆さんが組織の枠を越えて参加しています。

この事業は国にも認められ、平成15-17年度に経済産業省「健康サービス産業創出支援事業」、平成17-19年度、厚生労働省「長寿科学総合研究」、平成18-25年度、文部科学省「特別教育研究経費」にも採択されました。このように全国的に知られるようになり、これまで同事業を導入した地方自治体、医療機関、企業は30以上、そして総事業参加者は5,400人に達しました。

さて、今年度から松本大学所属の私が理事長を務めることになりました。本事業をさらに広めることが任務だと認識しております。そのための新しい試みとして、松本大学の学生に対する「健康づくりの運動指導の教育現場実習」として活用させていただければと思っております。世代間交流にもなり、学生は社会性を身に付け即戦力として成長できますが、地域の側でも若いエネルギーを受け取ることによって、活性化の新しい芽が育まれるのではないかと期待しています。

さあ、皆さんも、私たちと一緒に、熟大、やってみませんか。また周りの方々も誘っていただいて、健康寿命延伸都市・松本が全国のモデルになり、その中心的な取組の一つとして誇れるような広がりを創り出したいと思います。

平成25年6月15日